こんにちは、メンタルビジョントレーナーの野口です。
今回は、メンタルビジョントレーニングを自宅でやる方法を解説します!
自宅でやる方法は?
結論から言うと、どこでもできます!
トレーニングの特徴としては、
・場所を選ばず
・自宅にあるもので
・大がかりな機械を使わない
・短時間でまずは1日5分~10分
など、通勤、通学中、電車のホームでもどこでもできます。
実際、私が見ている選手の中には、授業の休み時間中にトレーニングを行っています。※もちろん移動中などは、周囲に気を配りながら、他人のご迷惑にならないようにして下さいね。
まずは、基本の簡単なトレーニングについて少しだけご紹介します。
・眼と首の運動(追従性眼球運動といいます←詳しい説明はクリック)
①親指を眼の前に出し、眼は親指をずっとみながら首のストレッチをします。
②上下、左右、斜めに動かします
③しっかりと眼と首がストレッチされているイメージを持って下さい。
・一点から一点に飛ばすような眼の運動(跳躍性眼球運動といいます←詳しい説明はクリック)
①眼を上下、左右、斜めに動かします。
②この時にしっかりとリズム良くピタッと止めます
③顔を動かさずに眼だけで追うようにして下さい。
・手前と奥でピント合わせ(両眼のチームワークといいます←詳しい説明はクリック)
①片手の親指を顔の近くに、もう一方は出来るだけ遠い位置に置きます。
②奥の指、手前の指と交互にピントを合わせる。
③この時にしっかりとリズム良くピタッと止めます。
あくまでも、基本中の基本の眼の体操です。スキマ時間でぜひやってみて下さい!
簡単ですよね?トレーニング後は、眼の周りがじんわりと温かくなり、頭がスッキリします。※トレーニング中に眼が痛くなったり、体調が悪くなるようであればトレーニングを中止して頂くようお願い致します。
対象のものから眼を動かさずにずっと追っていく眼の動きのことを追従性眼球運動と言います。
追従性眼球運動が弱い(苦手)な場合は、
・気が散りやすくなる
・行動の丁寧さに欠ける
・ボールを取ったり、蹴ったりするのが苦手
・本を読んでいるときに行をや文字を飛ばしてしまう
・文字をキレイに書けない
などです。本を読むのが苦手な子供などはこれを鍛えるとスイスイ読めるようになったりします。もちろん大人もです。
眼の機能上、追従性眼球運動だけで、対象物をずっと追うことには限界があります。キャッチボールをイメージして下さい。なれないうちはずっと眼でボールを追っていきますが、慣れてくると大体この辺りにボールが来ると予測して、一気に視点を飛ばすような眼の動きのことを、跳躍性眼球運動と言います。
跳躍性眼球運動が弱い(苦手)な場合は、
・動揺しやすい(思い込んで反応してしまう)
・ボールの動きの予測が苦手
・素早く正確に見たいものを探し出すことができない。
などです。黒板やホワイトボードなどの書き写しが苦手な子供(大人)はこの運動が苦手です。ちなみに、経験上ですが、オドオドしているタイプの選手は必ずと言っていいほどカウンセリングでチェックをするとこの運動が苦手です笑。
両眼を寄せたり、離したりすることで遠くや近くのものにしっかりと焦点を合わせる動きのことです。※両眼のチームワーク(両眼視)は、いくつかの条件が整っていることで正常に機能します。※両眼視の詳細はまた別のコラムで書きたいと思います。
両眼のチームワークが弱い(苦手)な場合は、
・立体感・遠近感・空間把握能力も悪くなるため、怪我しやすくなります
・よくぶつかる
・距離感がつかめず、ボールを捉えらない
・ものが二重になって見えてしまう
などです。身体を傾けたり、片目をつむって文字を読んだり書いたりするクセのある子供(大人)は両眼視ができていない可能性があります。
両眼のチームワークについては、手前と奥のピント合わせだけでなくある器具を使ってトレーニングをします。
関東ビジョントレーニングセンターでは、個人個人の眼のクセや、考えた方のクセ、苦手な眼の運動など様々な角度からチェックをし、個別にカウンセリングをした上で、オリジナルのメニューを作成します。詳しく話が聞きたい、トレーニングを受けたい、チームで導入を検討したいなどのお問合せ心よりお待ちしております。