メンタルビジョントレーニング

北照高校とメンタルビジョントレーニング

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現在、ビジョントレーニングと心理学の知見を組み合わせた、メンタルビジョントレーニングは、プロアスリートだけでなく、アマチュアのチームや選手達が続々と導入をしております。

その中でも今回は、私が担当した北照高校野球部についてご紹介したいと思います。

 

北照高校野球部について


 

北照高等学校(ほくしょうこうとうがっこう、Hokusho High School)は、北海道小樽市にある私立の高等学校である。

・・・野球部は、秋4回と春5回と夏4回合わせて13度の全国出場、特に2010年春、2013年春の大会ではベスト8を果たし、プロ選手も輩出している。※Wikipediaから引用

北照高校は、長野オリンピック金メリダストの船木選手をはじめ、たくさんのオリンピック選手を輩出してきた高校です。

野球部ですが、2018年北海道大会を制覇し5年ぶりに甲子園出場を出場をしました。

ちなみに私が担当する数年前の野球部は色々と問題が多かったようです。

2016年、複数の不祥事を境に野球部は活動停止。ちなみにこの年の1年生達が現在の3年生に当たります。※現在の3年生達はその不祥事には関わっておりません。

活動停止期間を経て、新たに監督に就任した上林弘樹先生、部長の大河恭平先生が一から立て直しを図りました。

トイレのペンキ塗りから始まり、挨拶をしっかりしたり、靴やバックをキレイにそろえたり、四球で出塁すれば、バットは投げず線上に置き、道具も大切に扱ったり、「当たり前のことを当たり前に徹底的にやる」という意識改革をしました。

そんな改革をしていた中で、色々なご縁があって今年の4月からメンタルビジョントレーニングを導入して頂くことになりました。


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メンタルビジョントレーニング導入


基本的にチームで導入するには、6か月間というサポート期間を要します。

ただ今回のケースでは、そこまでゆっくりやっていると7月の大会には間に合わないので、

しっかりと大会に向けて結果を出してもらえるようにパフォーマンスを上げることが目標でした。

そこで、まず全員に約束お願いしたことは、基本のメニューは必ず毎日行うことと、定期手にしっかりと報告をあげてもらうことでした。

通常チームでサポートをするとどうしても、メニューをこなさない選手が一定数出てきてしまうためこの部分は徹底してもらいました。

※ウォーミングアップ指導風景(北照高校野球部 室内練習場にて)

また、チームの全体ウォーミングアップで基本トレーニングを導入し、事前にコーチと打ち合わせし、正しいフォームでやることを意識するように徹底してもらいました。

今回特に力を入れたのは、最短で結果を出すため主軸選手のパフォーマンスの向上です。

主力選手で、選球眼があまり良くない選手や、バッティングフォームでボールを追いかけるような選手については、さらに個別に細かくチェックをし、定期的なカウンセリングを行いました。このブログでは、そこまで細かいデータは上げられませんが特に効果があった選手についてご紹介したいと思います。

 

4番 岡崎翔太選手について


メンタルビジョントレーニングを導入する事前の打ち合わせで、

「素材は抜群だけど、練習のようなバッティングが試合でできていないこの選手をどうにかしたいんですよね」

と、大河部長から話を聞いていた岡崎君。

中学時代は無名の選手でしたが、素材は一級品でした。

練習を実際見てみると、他の選手の打球音は「キーン!」とか「カキーン!」という音ですが、

彼の打球は音で言うと何とも変な感じですが「パキョーン!」というボールが潰れるような音がするほどスイングの速い選手でした。

練習では、バックスクリーンのスコアボードに当たるような打球を量産していました。

そんな選手なのですが、試合になると打球が上がらない。なんとなくタイミングが合っていない。ボールを追いかけすぎているという印象でした。

そんな中5月末の春の全道大会の時に、監督の上林先生から依頼を受けて、全体トレーニングとは別に、個人的なコーチングを始めました。

彼のウイークポイントとして、

・ボールを追いかけすぎている

・外側のボールに対して突っ込んでしまう

・ピッチャーが投球動作に入る前からボールの見方が良くない

・イメージングが出来ていない

・良かった部分よりも、悪かった部分に対しての意識が強すぎる

などメンタル面、眼の使い方などがありました。

※その他、改善する点は諸々ありますがこれ以上はここでは書けない話もあるのでごめんなさい。

コーチング後、本人や大河部長と小まめに連絡を取り、個別のトレーニングを続けてもらいました。

トレーニングの風景※特殊なメガネを使ったトレーニング(あくまでもごく一部のトレーニングです)

そして、練習試合でホームランや、ホームラン性の当たりが徐々に増えていき、迎えた南北海道大会。

打率.577

打点18※甲子園出場選手全体1位

本塁打5本※全体2位

という非常に素晴らしい結果となりました。

もちろん、本人はバッティングに対して非常に探究心があり、超が付くほど練習熱心な選手ですので、それ以外の今までの努力ももちろんあります。

ですが、改めてメンタルビジョントレーニングの効果があることを実感できるような出来事でした。

ただ甲子園では、地方大会であまりにも打ってしまったためマスコミや周囲の期待が強まってしまいました。

結果として、本人に余計な意識をさせてしまったということは、私の経験不足でもあり今後の課題であると痛感しています。今年の甲子園を見ている方からすると、「足を攣ってしまった4番の子ね」という印象しか正直ないのかなと思います。

本人は将来的にはプロの世界でやりたいという意思があり、大学でも野球を続けるそうです。今後もトレーナーとしても、一個人としても付き合っていきたい選手です。

 

その他トレーニング導入後の効果として


このブログでは、データとしてはお見せできない部分もありますので、選手からの話を一部抜粋しておきます。

主将であり、守備の要でもあるキャッチャーの三浦響選手からは、

「眼を広く使えることにより走者に対して余裕を持って見れるようになった」※予選(対 知内高校戦で飛び出していた1塁ランナーを刺殺。

3番打者、元気印の掛谷和紀選手、5番打者、強肩強打の中山竜之介選手など複数の選手からは、「外角や、低めのボール対し手が出なくなりました」

など他多数効果を実感してもらうことが出来ました。

甲子園出場は、自分が高校時代に果たせなかった夢だったので違う形で貢献できたこと自体はとても嬉しかったですが、北照の歴史を変える夏の大会1勝に繋がらなったことは悔しい次第です。

私自身反省すべき点は諸々ありますが、本当に良い経験をさせてもらったチームでした。

 

当センターが提供する、メンタルビジョントレーニングは、専属のトレーナーが二人三脚で一人ひとりに合った週ごとのメニューを作成していきます。またオンラインでのやり取りなどを通じてきめ細やかなアドバイスを行っております。

またビジョントレーニングをベースに考え方のクセや、メンタルも同時に鍛えるようなトレーニングなのでモチベーションの持続・はっきりとした効果が現れやすくなっております。プロ野球では、日本ハムファイターズの近藤健介選手をはじめ様々なアスリートの方、プロもアマチュアを問わずメンタルビジョントレーニングを受けております。詳しく話が聞きたい、トレーニングを受けたい、チームで導入を検討したいなどのお問合せ心よりお待ちしております。

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